「囲い」とは、「配信サイトにおける熱狂的なファン」という意味で、「かこい」と読みます。また、ツイキャスやYouTube、ニコ生などの配信ライブの普及に伴って新しく生まれた「囲い」ですが、最近ではさらに「囲い」から派生して「バ囲い」という言葉も生まれてきています。
今回はそんな「囲い」について詳しくまとめました!
是非最後までご覧ください♡
\ もくじ /
「囲い」とは:意味・読み方
ツイキャスやニコ生などの配信型ライブが普及するにつれて当たり前になった「囲い」というい言葉。
そもそも「囲い」はどのような意味だったのか、語源がどこからきているのかを、皆さんご存じですか??
それでは早速、「囲い」の意味の変化や語源を見ていきましょう⭐
「囲い」の意味とは
「囲い」とは、「配信サイトにおける放送主の熱狂的なファン」という意味です。基本的には異性に対して使う言葉ですが、最近では同性に対して使われることも多くなってきました。
この「囲い」とは、Youtubeやニコニコ生放送などの動画配信サービスが普及したことを背景に普及した言葉です。
配信型ライブは、視聴者がリアルタイムでコメントを送れるだけでなく、すぐそのコメントに配信者が応えてくれますよね!画面越しに推しと会話をしている感覚は、一気に配信型ライブの人気に火を付けました🔥
また、テレビのように受動的に視聴するのではなく、視聴者もどんどん参加できるという新しさも、配信型ライブの面白さですよね!
このように様々な魅力で人々の人気を集めていった配信型ライブが当たり前になるにつれて、「囲い」という言葉も日常会話やSNSでよく聞くようになっていったのです。
そんな「囲い」は、具体的には下記のような行動のことを意味します。
① | 配信者とファンのコミュニティを運営する。 |
② | 自分よりも配信者と仲良くなったファンに対してSNS等を使って攻撃する。 |
③ | 配信者に貢ぐ。 |
④ | 配信者の放送時間外にコメントを置くってアピールする。 |
⑤ | 配信者と個人的に連絡を取り合う。 |
良い意味で使われることも、少し悪い意味で使われることもあります。
さらに、この「囲い」という言葉は、「囲う」→「囲い厨」→「囲い」といったような順番で定着していきました。もともと「囲い」という言葉があったわけではないのです!
「囲う」から「囲い」になるまでの変化を順番に見ていきましょう。
「囲う」の意味とは
「囲い」は、「囲う」という言葉に由来しています。「囲う」には、対象者を自分のもののように扱う、自分のものとして独占する、自分の近くに囲っている、といった意味が含まれています。
人に知られないようにして世話をする。
引用:囲うとは-コトバンクより
つまり、「囲う」を名詞として成立させた言葉が「囲い」なのです。
「自分のものにする」という意味を持った「囲う」が、まずは「囲い厨」という言葉としてオタク界隈に広まっていきました。
「囲い厨」の意味とは
「囲い厨」とは、「配信サイトにおける配信主の過激的なファン」という意味で、「囲い」よりもマイナス的な表現で使われていました。
「囲い厨」と呼ばれた人たちは、自分が推しているニコ生の生主(配信者)に対して放送中に熱烈すぎるコメントを送ってアピールしたり、SNSを使って他のリスナーをけん制することなどを行っていたのです。
また具体的に「囲い厨」とは、下記のような行動のことを意味します。
① | 配信者を脅す。 |
② | 配信者に関する嘘の情報を流すことで、ファンを減らして自分のものにする。 |
③ | 配信者にバッドニュースを吹き込み、「相談者になるよ」と近づく口実を無理矢理作る。 |
④ | 他の人と話してほしくないので、配信者に配信を辞めるようにお願いする。 |
先ほどの「囲い」の意味が示す行動範囲よりも、ヒートアップしていますよね。
しかし近年では、このような過激な行動をする人たちが減ってきたことを理由に、「囲い厨」という言葉は使われなくなっていきました。そしてそれと同時に「囲い」が浸透していったのです。
「囲い厨」が使われなくなる一方、「囲い」という言葉は、熱狂的なファンに限らず、普通のファンにも使われるようになりました。ファンの中には、「私、〇〇君の囲いです。」といったように、自己紹介のフレーズとして使う人も現れてきました。
「私、囲い厨です~。」なんていう人は滅多にいないことからも、「囲い」のニュアンスが和らかい印象になっているのを感じられるのではないでしょうか??(^^♪
「囲い」の読み方
「囲い」の読み方は、「かこい」になります。
そのままなので、読みやすい👍
「バ囲い」の意味とは
「バ囲い」とは「バカな囲い」という意味で、読み方は「ばかこい」になります。「バカ」と「かこい」を掛けた言葉で、SNSでよく使われている言葉です。
「バ囲い」とは具体的に、配信者に過剰な金額を貢いで生活が困窮してしまったり、信憑性も定かではないちょっとしたゴシップニュースに対して大パニックを起こすような人のことを示しています。
基本的には、「またバ囲いが騒いでるじゃん!!」などと悪口として使われます。
「囲い女」の意味とは
「囲い女」とは、「こっそり自分のそばに住まわせておく女性」のことを意味します。(「囲い女」は「囲い者」とも言います。)
「囲い女」は特に江戸時代に多くいたそうで、「囲い女」は男性から金銭的な援助を行っていたとか。要するに、欲しいモノなんでもあげるから黙って近くに居ろってことですね。あー、怖い怖い。
こっそり別宅などに住まわせておく情婦。妾(めかけ)。
引用:囲い者とは-コトバンクより
「囲い女」の「囲い」は、現在ツイキャス等の配信用語として使われている「囲い」と同じ意味を含んでいます。つまり、先ほど紹介した「囲う」の意味である「対象者を自分のものとして独占する」という意味が含まれているのです。
確かに、「囲い」と「囲い女」は、「独占欲」という点では共通していますね。
「囲い」の使い方・例文
「囲い」の使い方には、「配信者側」と「ファン側・視聴者側」の2つの種類が存在します。
「囲い」の使い方:配信者側
配信者はファンや視聴者に向かって「囲い」を使います。
一番多い使い方は、「囲い募集中」です。これは、自分のファンを増やしたい時や、ビックニュースがあってできるだけ多くの人に配信を見てもらいたい時に、配信者が「囲い募集中です」と発信します。
基本的には、TwitterやインスタグラムなどのSNSを使って文面で視聴者を募るのです。
あたしの囲い募集中
1人からも来なかったら、、、、、、(*^^*) pic.twitter.com/2KyEePOO1C— ばいばい (@TWICE_sarann) January 26, 2019
昔の「囲い厨」には怖くて「囲い厨募集~」などと声を掛けられないですよね。
「囲い厨」と呼ばれるほどファンがモンスター化していた時とは比べものにならないほど、「囲い」の落ち着きを感じますね。
「囲い」の使い方:ファン側・視聴者側
ファンは配信者へのコメント、もしくは自分の属しているファンコミュニティで「囲い」を使います。
ファンから配信者へ向けて
ファンは配信者のSNSアカウントに、「〇〇くんの囲いです!応援しています!」とったような使い方をします。
ファンからファンコミュニティへ向けて
また、ファンコミュニティでは、「私、〇〇くんの囲いです!」といったように、自己紹介的なノリで使うこともあります。
TzAさんの囲いです。よろしくお願いします
— SD*ぐるこ海月 (@SD_B_glucose) May 19, 2021
SNS、特にTwitterでは、同じ人を推すファン同時でフォローし合う動きがありますよね!基本的には、専用アカウントを作って、同じ人を推している人をある程度の人数フォローした後、「よろしくお願いします。」とつぶやきます。
その際に、「〇〇君のファンです。」といったようなテンションで、「〇〇くんの囲いです。」と自己紹介するのです。
「囲い」はアイドル用語としてはあまり使われないので、配信者のファンコミュニティで使うことをおすすめします。
※アイドルファン界隈では、「〇〇推しです。」や「〇〇ペンです。」(←k-popアイドルグループの場合)といった言い方をします。ちなみに、「ペン」とは韓国語で「ファン」といった意味です👍
まとめ
皆さん、「囲い」の解説記事はいかがだったしょうか?
この記事を通して、「囲い」の意味や使い方が皆さんに伝わっていると嬉しいです!
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この記事を監修したのはtretoy店員のトレちゃんです。
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