「チッケム」とは、ファン個人によって撮影された動画・写真という意味のK-POP用語です。日本版のプロデュース101(日プ)も盛り上がっているため、「チッケム」を見る機会が増えた方も多いのではないでしょうか?
今回は「チッケム」の意味について詳しくまとめました!
\ もくじ /
チッケムとは:意味・いつから?・ハングル
K-POP用語としてよく使われる「チッケム」という韓国語は、ファンなら絶対に押さえておきたい言葉!!
チッケムの意味やハングル表記について詳しく解説していきます!!
チッケムの意味・ハングルとは
チッケム(직캠)とは、ファン個人によって直接撮影された写真・映像という意味です。「推しカメラ」と呼ばれることもあり、グループ全体ではなくメンバー1人に特定したライブ・音楽番組の様子が撮影されます。
9人組のガールズアイドルグループ「TWICE」を例に挙げると、このように9人ではなく、1人のメンバーだけを移した動画になります。(これはサナのチッケムです。)
チッケムは、元々「직접 캠코더로 찍은 동영상」という長い文章だったんです!ちなみにこの文章を日本語に訳すと、「직접(直接) 캠코더로(キャムコーダーで) 찍은(撮った)동영상(動画)」になります。
このキャムコーダーとはいわゆるハンディータイプのカメラのことですね!
チッケムはいつから始まったの?
チッケムは2014年に飛躍的な始まりを遂げました。きっかけは、あるファンが韓国のガールズアイドルグループ「EXID」のライブ動画をYouTubeに投稿したことにあります。
【EXID】
「EXID Premium Online Concert – B.L.E.S.S.E.D –」
2020.11.08(Sun)
START 18:00(JST)— EXID Japan Official (@EXIDjpofficial) October 19, 2020
EXIDは、2011年にデビューするもヒットを遂げることができず、メンバーも3名脱退してしまうという非常に苦しい状況にありました。
そんなEXIDを救ったのがチッケム!とあるファンが2014年に行われたEXIDのライブ動画をYouTubeに投稿したところ、瞬く間にその動画が拡散されて人気が急上昇しました。さらに年末の音楽チャートでは1位を獲得するほどに!!
このEXIDの例以降、ファンによって投稿された写真や動画によって人気が急上昇するアイドルグループが増大し、「チッケム」という文化として確立していきました。
このようにチッケムはアイドルの飛躍に欠かせないものなので、最近では事務所やテレビ局の公式YouTubeでチッケムが配信されることが当たり前になっています。公式なので画質も最高なんです👍
チッケムとファンカムの違いとは
チッケムと似た言葉に「ファンカム」というK-POP用語もあります。ここからはファンカムの意味やチッケムとの違いについて解説していきます!!
ファンカムとは
ファンカムとは、ファンによって撮影された写真・映像という意味で、「FANCAM」と表記します。
ファンカムは英語圏を基準とした表記方法であり、海外のYouTubeの中には「K-FANCAM」と書いてあることもあります。
このファンカムを韓国語に訳すと「팬캠(ペンケㇺ)」になります。「팬(ペン)」が「ファン」、「캠(ケム)」が「カメラ」を示しています。
チッケムとファンカムに違いはあるの?
チッケムとファンカムには基本的に大きな違いはなく、同義語として扱われます。
また、YouTubeに投稿されている動画のタイトルでは、「チッケム」と「ファンカム」が同時に表記されることがほとんどです。
チッケムは「직캠」、ファンカムは「FANCAM」と表記されるので、韓国以外の海外ファンにも分かりやすいようにファンカムという言葉が使われているのかもしれませんね!
チッケムの作り方&見方
さて、ここからはオリジナルチッケムの作り方と、公式のチッケムを見る方法について紹介します⭐
チッケム作りにおすすめのアプリ
チッケムは基本的に現場に行って推しを撮影しますが、自分専用のチッケム風動画を編集することもできるんです!そしてオリジナルチッケムを作るのにおすすめのアプリがこちらの「VLLO ブロ – 簡単に動画編集できるVLOGアプリ」!
このアプリを使うと、推しだけにカメラを固定した動画に編集することができます⭐自分専用のお楽しみとして使ってみてくださいね👍
自分だけのチッケムが堪能できるなんて、本当に最高です✨
チッケムを見る方法
チッケムはYouTubeで配信されていますが、その中でも特に一推しの見方は、韓国の音楽番組が公式で配信しているチッケムです。具体的なテレビ局で言うと、「KBS」「SBS」「M-net」がメジャーどころです。
特に「M-net」には「ファンになる密着カメラ」というメンバーごとの固定カメラがあり、曲を披露する前と後の様子まで見ることができるチッケムもあるので、とってもおすすめです👍
チッケムランキング
さて、ここからは人気のチッケムをランキング方式で紹介していきます⭐⭐⭐なお、今回は2020年の1年間のみで再生された回数を基準としています。
第1位 V (BTS)
第1位は、BTSのV(キム・テヒョン/テテ)による「ON」のチッケムです。こちらのテテのチッケムは2000万回以上の再生回数!!!さらにテテは「Boy With Luv」のチッケムでも1億回の再生回数を記録しているんです!!!ちなみに、1億を突破したテテのチッケムは上記に載せてありますよ!
第2位 ジョングク (BTS)
第2位はBTSのジョングクによる「ON」のチッケムです。こちらのチッケムは1300万回以上再生されています!黄金マンネと言われるほど完璧なBTSの末っ子グクのチッケムは、何回も見たくなること間違いなしです👍
第3位 ジミン (BTS)
第3位はBTSのジミンによる「ON」のチッケムです。再生回数は1100万回以上!!コメント欄にはジミンちゃんのダンスに圧巻した人達からの感動の声がたくさん寄せられています。やはり、BTSの中でもトップレベルのダンスを踊るジミンちゃんのチッケムは見ておきたいですよね!!
第4位 ロゼ (BLACKPINK)
第4位はBLACKPINKのロゼによる「someone you loved」のチッケムです。元々ロゼのソロステージとして披露された曲でしたが、ファン目線のチッケムに共感を寄せる人も多く、動画の再生回数は1000万回以上を記録しています。
第5位 リュジン (ITZY)
第5位は、ITZYのリュジンによる「WANNABE」のチッケムです。こちらの動画も900万回越えで大人気⭐また、WANNABEのダンスを覚えるためにこの動画を何回も再生した人は多そうですね👍
チッケム禁止法はなぜ
アイドルにとってもファンにとっても重要なチッケムですが、なんと「チッケム禁止法」が話題になっているんです。
このチッケム禁止法とは何か、そしてなぜチッケムを禁止するのかについて見ていきたいと思います。
チッケム禁止法とは何?
このチッケム禁止法とは、個人によるアイドルの撮影やアップロードを禁止するという内容です。
しかしこのチッケム禁止法案は実際に試行されていないのにも関わらず、ファンたちの間炎上してしまったのです。
その理由について詳しく解説していきます!
チッケム禁止はなぜ広まったの?
チッケム禁止法が話題になった理由は、韓国の議会で著作権に関する法案が改正されたことにあります。この法案の改正によって、公演上の撮影を無断転載することを禁止することが定められたのです。
この改正内容に対して韓国現地ファンからは「この中にチッケムも含まれるのではないか」「国はチッケム禁止法案を作ろうとしているのか」といった焦り・怒りの声が上がりました。
この現地ファンによる痛烈な叫びが日本のK-POPアイドルファンのところまで届き、日韓でチッケム禁止法騒ぎが起きたわけです。
あまりにもファンによる反対の声が大きかったことを受けて、韓国の議会からは「今回の改正ではチッケムに特化した法案を作るわけではない」との発言も一部あったそうです。
チッケムは確かに著作権に関わる問題も大きく、事務所と音楽番組側の揉め事も起こっているそうなので、今後の動きはなかなか読めませんね。しかし、アイドル文化に欠かせないチッケムは韓国全体で重要視されているので、無くなるとは考えにくいでしょう。
まとめ
皆さん、「チッケム」の解説記事はいかがだったしょうか?
この記事を通して、「チッケム」の意味や使い方が皆さんに伝わっていると嬉しいです!
また、私たちトレトイマガジンでは他にも見ていて癒されるかわいいキャラクターをたくさん紹介しています。
↓こちらの記事などもチェックしてみてください↓
最後に、私たちトレトイの情報は
にて発信中です、是非チェックしてください♡
この記事を監修したのはtretoy店員のトレちゃんです。
tretoyは日本最大級のデザイナーズトイを販売するショップで、トレちゃんは毎日キャラクターたちと触れ合っています♪